この問題について、ヤマハのウェブサイトで対策について4月9日付(4月11日に追記あり)でアナウンスが出ています。
該当する旧機種で古いファームウェアを使っている場合のみ起こり、ファームウェアアップデートにより問題は回避できるとのこと。また、現行機種ではこの問題は起きないそうです。
セキュリティー絡みのファームウェアアップデートは適用する習慣を
今回の件では、ファームウェアのアップデートなど考えたこともなく、購入時そのままで使い続けるユーザ(管理者)が一定数存在することを実感させられます。ファームウェアの書き換えは、万一失敗すると起動不能になってしまう可能性も考えられますし、新しいファームウェアが必ずしも良いとは限らない、ということもあり、躊躇してしまうのも分かります。また、運用中のネットワークを数分程度とはいえ停止しなくてはならず、再起動後にネットワークトラブルが発生するリスクがあるなど、実施タイミングの問題もありますね。今回のヤマハのアナウンスでは、ファームウェアのリビジョンアップができない場合に、コマンドを使って TCP MSS 自動調整機能を停止することでとりあえず急場を凌ぐ方法が書かれています。
何にせよ、セキュリティー絡みのファームウェアアップデートは最短のスケジュールで適用するようにスケジューリングする習慣をつけるようにしたいものですね。