iOS との連携に重点をおいたOSX Yosemite(ヨセミテ)
前回の OSX 10.9 Mavericks(マーベリックス) は、カリフォルニア州の地名(大波で有名)でしたが、今回の Yosemite は御存知の通り、ヨセミテ国立公園。しばらく地名シリーズが続くのでしょうか。(あと、PowerMac G3 のロジックボートのコードネームを思い出しますね)
Yosemite では、iOSとの連携が強化されるそうです。
- iPhoneへのテザリングが簡単に
自分の iPhone をメニューから選択してさっとテザリングを開始できるように。 - AirDrop の強化
やっと iOS と OSX 間で AirDrop が使えるように。待っていた人、多いのでは? - Hand-Off 機能
iPhoneで書き始めたメールの続きを Macで仕上げる、など、作業環境がシームレスに。
Mac で iPhone の電話を着発信できるようになる。
iOS8 は「ファミリーシェアリング」に注目
Yosemite と同じく今秋 リリース予定となる iOS8 にも色々な改良が加えられていますが、操作性の向上がメインのようです。その中で 今回登場する 「ファミリーシェアリング」 は注目すべき機能だと思います。
家族を登録(6人まで)すると…
- 家族は購入したアプリや音楽などを共有できる
- 家族のクレジットカードで購入(支払い)ができる
- 写真・カレンダーなどの共有
- マップでの位置情報の共有(家族を探せる)
という感じです。いままでは、Apple ID と購入コンテンツは1対1の関係だったのが、家族に設定されている相手なら、Apple ID が違っていてもコンテンツを利用できる、ということになります。家族のクレジットカードでコンテンツを購入することもできるようになります。例えば、クレジットカードを持たない子供がコンテンツを買いたいときに、クレジットカードの持ち主である親に購入してよいか 「許可を得る」 という画面が用意されます。
ファミリーシェアリング と iTunes Match の関係はどうなるのだろう?
先日日本でもサービスの始まった iTunes Match は、自分の所有している曲を25,000曲までクラウド上で管理できるサービスですが、ファミリーシェアリングとの関係が気になります。例えば、自分は iTunes Match を利用しており(利用料を払っており)、家族は iTunes Match を利用していないような場合に曲の共有はどのようになるのでしょうね。この辺りは、実際に iOS8 がリリースされてみないと分からないところですね。