2014年5月28日水曜日

iOS7 で 「iPhoneを探す」 をオンにすると有効になる 「アクティベーションロック」 とは?

iOS6から登場した「iPhoneを探す」機能、iPhone を紛失した時のために念のためオンにしているという人は多いのではないかと思います。iOS7では「iPhoneを探す」機能をオンにするとiPhoneに「アクティベーションロック」がかかるようになりました。



「iPhone を探す」 をオンにする


「iPhoneを探す」機能をオンにするのは簡単です。[設定]-[iCloud]を開いて 「iPhoneを探す」 をオンにするだけです。これで、パソコンのウェブブラウザなら iCloud ページ にログインすれば、iPhoneを探すことができます(下図)。別のiOS端末を使って探す場合は 「iPhoneを探す」 アプリ(無料) を使うのが便利です。

ウェブブラウザで iCloudページ にログインすると 「iPhoneを探す」 が見つかる



「iPhone を探す」 をオフにする


「iPhone を探す」 をオフにする時には、iClound にログインしている Apple ID のパスワードを求められます。
オンのときにはパスワードは不要、オフにするにはパスワードが必要
iPhone を紛失した際、悪意のある人が拾った場合に、「iPhoneを探す」 を簡単にオフにされては困りますからね。


さらなる安心のための機能 「アクティベーションロック」 


悪意のある人が、他人の iPhone を手にしたとき、
「iPhone を探す」 をオフにできないのなら、iPhone の中身ごと消去してしまえ
と考えるのは考えるのは自然です。しかし、iOS7 では 「iPhone を探す」 がオンになっている時は、iPhone の消去(データの全消去)、バックアップからの復元、リカバリーモードでのセットアップ、などの方法で iPhone を再アクティベーションしようとすると、Apple ID と パスワードを求めるようになりました。これが 「アクティベーションロック」 です。持ち主の Apple ID 以外では iPhone をセットアップ(アクティベーション)することはできないのです。


譲渡や修理の際には注意が必要


「iPhone を探す」 をオンにすると、iPhone と Apple ID がアクティベーションサーバー上で関係付けられた状態になり、その Apple ID でしか利用できないようになります。なので、iPhone を譲渡する際には、事前に必ず「iPhone を探す」をオフにしてから、「iPhone の消去」をする必要があります。これを怠ると、新しいユーザーは、iPhoneをアクティベーションする時に、現在関係付けられている Apple ID とパスワードの入力を求められてしまいます。関連付けはネットワーク上のサーバに保管されていることに注意しなくてはなりません。iPhone を修理に出すときも同じです。