2013年11月18日月曜日

古いUPSを復活させる

iMac の停電対策のために 古い UPS(CS 500 BK500JP)をつないでみようと思ったのですが、付属品の USB ケーブルが見当たらず。このケーブル、片側が RJ50(10極10芯)モジュラーコネクタで、もう一方が USB という少し特殊なもので(メーカー型番 AP9827、アマゾンで3000円くらい)、ちょっと高いです。

ただの USB ケーブルなら余っているし、自作しようかなと思ったのですが、RJ50コネクタは安価には入手できなそうなことが判明。うーん。

実は、RJ50 のソケットには RJ45(8極8芯)を挿すことは可能です。ただし、RJ50側の両端のピン(1番と10番)がつながりません。さて、本体側の RJ50 のピン配列は、

[RJ50] [USB]
1 1 USB +5V (赤)
4 shield 接地(Ground)
7 4 USB GND (黒)
9 2 USB Data- (白)
10 3 USB Data+ (緑)
(※ http://pinoutsguide.com/UPS/apc_usb_cable_pinout.shtml から引用

1,7,9.10番が必要なことが分かります(4番は非必須)。
残念ながら1番も10番も必要なので、RJ45 でそのまま代用するのは無理ということになります。

そこで、ちょこっと改造することにしました。
RJ50 の1番と10番を、それぞれ本体の基板上で未使用ピンに短絡してしまうことにします。
1-5を短絡
10-8を短絡

ケーブルの方は、USB(Aタイプ)の一端を切断。以下の結線で RJ45 を作ります。
[RJ45の結線]
4 赤
6 黒
7 緑
8 白
(RJ50 の2-9番は RJ45 の1-8番に対応することに注意)

こんな感じで、正常に認識させることができます。

さてさて、本体部分はそれで良いのですが、長らく使っていないと鉛シール蓄電池(バッテリー)がさすがにダメになっているので、交換が必要になります。純正品は結構高いんですよね。


互換品で定評がありそうなのは、

とにかく安くということなら(品質がちょっと心配?)、


ということで、今回は互換品(WP1236W)を入手して復活しました。