2013年11月28日木曜日

「Apple ID は変更できる」とはどういうことか

iPhoneやiPad、Macなど、アップルのネットワークサービスを利用するためには、少なくとも一つのApple ID が必要になります。

Apple ID を作る際には、メールアドレスを登録しますが、このメールアドレスは
主な連絡用アドレスである(アップル→本人の連絡手段)
と同時に、
Apple ID そのもの(Apple ID = 登録メールアドレス)
でもあります。しかし一方で、
Apple ID のメールアドレスはいつでも変更可能
です。Apple ID に紐付いたコンテンツ(あらゆる自分のデータ)に一切影響なく Apple ID そのもの(登録メールアドレス)を変更することができます。

これは結構よく出来たシステムなのですが、あまり理解されていないみたいで、
"メールアドレスが変わったので Apple ID を新規登録したんだけど、購入したコンテンツは引っ越せないの?"
みたいな話がよく出てきます。できないんですよ。コンテンツは Apple ID とがっちり紐付けられていて、引っ越しはできないのです(少なくとも現時点では)。そういう場合こそ「登録メールアドレスの変更」です。これまで使ってきた Apple ID を捨ててはダメです。アップルは、
Apple ID に登録されているメールアドレスや住所などのアカウント情報は変更できます。Apple ID そのものを変更することもできます。(アップルのサイトより)
のように説明していますが 、まあ、「Apple ID そのものを変更する」 と言われてもちょっとわかりにくいですよね。まあ、とにかく、
メールアドレスが変わる場合は Apple ID の登録メールアドレスを変更する
と憶えておきましょう(My Apple ID で管理します)。

変更後、「更新された」 Apple ID を使ってサービスにサインインすれば、コンテンツや設定などには一切影響なく、これまで通り使い続けることができます。

ちなみに、Google アカウントの場合、アカウントはメールアドレス(***@gmail.com)と完全に一体化していて、メールアドレスを変更することはできないようになっています。実際には、Gmail 以外のメールアドレスで Googleアカウント を利用している場合は Apple ID 同様、登録メールアドレスを変更できますが、Google が Gmail で登録するユーザーをメインに考えているので、アップルとは方針が違うことがわかります。実際、アップルは iCloud メール(***@icloud.com)などのアップルドメインのメールアドレスでは Apple ID を取得できません。